AR救命とは
ARとは現実世界とデジタル情報を重ね合わせ、CGなどで作った仮想のモノを現実世界に反映する技術です。例えば、服や家具をCG化して画面越しに試着や、部屋に置いたときのシュミレーションができるアプリなどで活用されています。SATRiでは、このAR技術を救命教育に取り入れ、これまで以上に現実に近い学びができる講習を準備しています。 受講者の方にARグラスをお届けしますので、ご自宅で好きな時間に学ぶことができます。グラスをかけると目の前に要救助者が映し出されます。対面講習では人形に対して行う実技練習を、AR講習では映し出された要救助者に対して実施します。人形での練習とは異なり、実際に顔色の変化や呼吸による胸部の動きも再現されるため、現実に近い救護活動を体験することができます。

AR救命の目的
普段、救命講習は消防機関や赤十字で対面で行われています。しかし、コロナ渦で対面講習の実施が困難な状況となり、救命教育の普及率も低下しています。世間では、様々な場面でオンライン化が進み、会議や講習会もオンラインで行えるようになっていますが、救命はただ言葉のやりとりで知識をいれればできるものではありません。心臓マッサージ等のスキルは実技練習を通して身につきます。この問題を解決すべくSATRiが導入したのが日常生活でも活用されるようになってきた、現実と仮想現実をつなぐ技術「AR」です。オンラインによる受講のしやすさと最新技術を活用した学びの質の向上により、救命教育の普及拡大と学びの定着を目指します。
